プチキャンピング、屋外珈琲の勧め

 夏前になるとスポーツ用品店では、コールマンのツーバーナーを始めとする重装備キャンピング花盛りですが、テントだバーナーだ折りたたみテーブルだと買い込む前に屋外で珈琲を飲むことからやってみませんかというページ。

何を買えば???

 出来るだけ安く、途中であきらめても勿体無く無い程度を目指した装備が下の写真。
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 前列左から、
パーコレータ キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
パーコレーター5カップ M-1223
2008円
(Amazon)
アルコールストーブ ウコンの力 サイドバーナーです。 空き缶だからタダ
シェラカップ スノーピーク(snow peak)
シェラカップ E-103
重ねられるほうが荷物が小さくなるし、これでご飯も炊けますし。
945円
チタンは高いけどステンレスなら安いのよ
アルコール 薬局で「燃料用アルコールください!」って言って買ってね。 500mlで300円
レギュラー珈琲 本当はパーコレータ用の荒挽きが必要ですが、レギュラー珈琲の中細挽きの既製品で充分。 浅煎りの豆が良かろうと思います。 400gで600円程度?

 装備費で2900円、ランニングコスト900円ということですな。

荷造りの要領

 パーコレータの中にアルコールストーブ二つが丁度仕込めます。
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 そうするとこれだけの大きさになります。
 ナップザックに楽々入るよね。

沸かし方

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 ウコンの力サイドバーナーに満タンにアルコールを入れると、このパーコレータ満タンの珈琲が丁度沸かせます。
 途中で燃料切れしたときの用心にアルコールストーブは二つ用意します。
 お湯が沸くまでに、ストレーナに粉を入れたりカップを用意したりしながら、連れて行った子供としみじみお話をしましょう。
 ガスバーナーでゴぉーっと沸かすと話する暇も無いでしょ。
 アルコールストーブだと、無音ですから話の邪魔をしないのが良い具合。

 最初は水だけ入れて、沸騰寸前に珈琲を仕込んだストレーナを入れます。
 透明蓋から珈琲の出来具合を見て、あまり濃くならないようにアメリカンで淹れましょう。

パーコレータの知識

 パーコレータは、アメリカ西部開拓時代のカウボーイが焚き火でダッヂオーブンと共に使っていた道具です。
 炎が出なくなった熾きにパーコレータを突っ込んで、弱い火で薄いアメリカンをサッと淹れるのが本来の使い方ですから、ヨーロピアンな濃いデミタス珈琲を淹れようとしないこと。
 一杯だけ作ろうとすると、お湯がなかなか循環しなくて苦労しますから、満タンで作ってください。
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キャプテンスタッグのパーコレータとトランギアのゴトク
ストーブは135mlビール缶の単室加圧式

ジェットボイルよりこのほうが似合ってると思いますよ。

パーコレータとドリップ、どっちが良い?

 比べるような人には、ドリップが良いと思います。  ドリップの欠点は、淹れおわったときには珈琲が冷めてるという点くらいですね。

 パーコレータの欠点はいくらでも挙げられます。
  飲み終わった後の洗い物が大変。
  煮出した珈琲になりやすく、香りが飛びやすい。
  わざわざ荒挽きの粉が必要。
  そもそも、美味しい珈琲を淹れるのが難しい。

 ですが、パーコレータは淹れているときの「ぼこぼこ」という音に風情があります。
 その雰囲気が何者にも換え難いという人にはパーコレータが良いでしょう。

 そもそも比べるなら、アルコールストーブなんて作らずに、スーパーの特売のカセットコンロのほうが手軽で安いと思いますよ。

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