■単室加圧式アルコールストーブ
強力な火力を求める人への究極のアルコールストーブ!!
1リットルの水が7分で沸騰します。
もともと、こんなストーブだったものに、3ミリの銅線で熱帰還デバイスを取り付けます。
■火力増強の秘訣
自作アルコールストーブで工夫する点といえば、
方式(これは単室加圧式として…)
ストーブの高さ
ジェット径
ジェット孔の数
ジェット孔の配置
こんな感じでしょうか。
ジェット孔の直径や数を色々工夫して、勢いのある炎を出そうとするわけですが、燃焼が定常状態にあるとすると、アルコールの蒸発量と噴出量はバランスが取れているわけで、噴出孔の数や面積を変えても蒸発量は一定です。
アルコールやガソリンなどの燃料はその種類ごとに燃焼時のカロリー量は決まっていますので、火力はどれだけの量を蒸発させられるかで決まります。
とすると、「ジェット孔の直径を小さくして勢いのある炎にしても、あんまり沸騰時間は縮まらないぞ。」という境地に達した後は、アルコールの蒸発量をアップする工夫が必要です。
■蒸発量は何できまるか。
要するにストーブに加わる総熱量で決まります。
普通のアルコールストーブなら、炎の根元の温度がストーブ本体にフィードバックされて僧熱量が決まります。
温度を上げるには、炎の根元ではなくもっと温度が高い炎の先端の温度をフィードバックすればよいのです。
■で、どうする?
熱伝導率の良い金属で炎の先端の熱を本体に取り込めばよかろうと考えました。
で、こんな形になりました。
■性能
1リットルの水の沸騰 7分 【台所のガスコンロでは6分30秒だった。】
燃費 75mlで10分燃焼
インスタントラーメン 二人分作ってちょうど燃料切れって感じ。
■なぜ、「究極」なのか
これ以上強力なストーブを作っても使い道がないからねぇ。
パーコレータもラーメン鍋も吹きこぼれてしまうし。
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