茶道では無い抹茶のすすめ

 お抹茶というと、着物を着て茶道のお稽古というイメージはありませんか。
 煎茶道をやらなくても煎茶が飲めるように、茶道をやらなくても抹茶は楽しめます。
 もし、茶道を習うつもりでも作法や型とは別に「うまい茶を淹れる」ことを練習するのは意味があると思いますよ。

必要なお道具

 全然知らないところから何を揃えればよいのでしょう。
 意外とお手軽なんですよ。

1)茶筅
 いろいろとランクはありまして、
 「数穂」「八十本立」「百本立」「百二十本立」と高級になって行きます。
 高級なほど、竹の割れ方が細かくなっていきます。
 1200円くらいのやつでいいんぢゃないでしょうかね。
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 左は、使い込んだ数穂、右が新品の百本立
2)茶碗
 僕が使っているのは、ワゴンで売っていた100円均一の茶碗。
 正面を気にしなくても良い無地のものがおすすめ。
 底が広いほうが茶筅が振りやすい。
3)茶杓
 やはり金属のスプーンでは雰囲気が出ないのよ。
 僕のものは、大丸の美術品・茶道具売り場で買った735円のもの。
 それでも竹製。
4)篩
 薄茶を自己流で点ててみて、ダマになるのは腕が悪いせいもありますが、抹茶を篩っていないせいもあります。
 茶道用の篩も客の前にだすものではなく、あくまで水屋でしか使わないものなので数百円くらい。
5)抹茶
 お茶屋さんで財布と相談しながらいいものを。
 薄茶って言って買ってね。

点て方

 要するに、
  茶碗を温める
  温まったらお湯を捨て茶碗をきれいに拭く
  抹茶を入れる
  湯を入れる
  茶筅で点てる
 とこれだけ。
 茶道では、釜の蓋をどこに置こうかとか、柄杓をどこに置けばなどとあわてないように手順が決まっているだけのこと。
 うまい茶としては、暖めた茶碗が冷めないように、適度に泡立った甘い茶を入れるということだけ気をつけましょう。

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