蕎麦屋の紹介

 東京にいると、蕎麦の名店が目白押しです。
 ここ関西では蕎麦屋はたくさんありますが、東京のように薮・更科・砂場と系統立てて楽しむことができません。
 まぁそれでも、古い暖簾の店を紹介しましょうというページ。

更科系 極楽湯枚方店

 ここは蕎麦屋ではなく、お風呂屋さん。
 勿論老舗でもなんでもない。
 スーパー銭湯の軽食コーナーが異様に凝った蕎麦を出す。
 極楽湯枚方店
 普通は生ビールを飲むところだが、更科の十割のそばが喰える。
 600円特盛りそばは本当に特盛り。
 ただ蕎麦屋ではないので、そばは絡んで手繰りにくいし、汁は腰砕けだ。
 それを補って余りあるのは、銭湯の軽食コーナーだという気軽さ。
 390円で風呂浴びてから蕎麦喰える蕎麦屋なんてここだけだろうね。

更科系 「本家田毎」

 本家田毎
 京都三条寺町の田毎三条本店
 田毎というのは信州更科系の蕎麦屋でもともとは更科の支店で修行した人がもらえる看板です。
 それだけに蕎麦は白く細いもの。
 温かい蕎麦のつゆにこだわりがあるようで、東京風とは一味違う甘汁を出してくれます。
 そばの茹で加減も、しっかり茹でてあるのにしゃきっとしていて見事です。

更科系 「新世界更科」

 総本家 更科
 通天閣のすぐそばの蕎麦屋さん。 明治40年創業
 大阪の更科そばにしてはめずらしくちゃんとした更科そばを出す店。
 ざるそば650円 大盛りそば800円

更科系 「永坂更科 布屋太兵衛」

 永坂更科布屋太兵衛
 更科の本流は昭和初期に一旦途絶えるが、それを外部の人間が経営権を握って再建したのが永坂更科。
 本家筋の堀井家が再建したのは更科堀井という。
 それでも大阪では一番本家に近い更科であることにはまちがいない。
 「御膳そば」が更科粉を使ったそばである。
 「あまじる」と「からじる」の二つの汁徳利が出てくるので、お好みで混ぜるよろし。

新大阪センイシティー2号館「御堂蕎麦 新大阪店」

 普通に歩いているだけでは絶対に発見できない名店。
 衣料品問屋街の地下食堂街にある店。 場所はここ
 20年前、会社に新人で入社した頃からすでに古い外観の店であったから古い暖簾なのだろう。
 ちゃんと銅壺付きの釜で振りざるでそばを温めているので、ちゃんとした老舗だと想像する。
 通し揚げの天ぷらそば800円がお勧め。
 そばは、茹でた玉を買っているのではなく、生を茹でている。
 出汁の味も鰹ではないちゃんとした大阪蕎麦の味。

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