子供会ソフトボールのありかた
「うちは伝統あるチームなんだっ。 優勝狙わなくてどーする!」というチームは別にして、あくまで地区活動としてやっているチームの指導方針について。
どんなチームカラーにするのか
楽しくやれれば満足ですか?
それとも土日休日全部つぶして練習してまで勝ちに行きますか。
この選択は確実にやっておかねばなりません。
僕は「楽しくやれればOK」だと思っています。
スポーツといえば野球しかなかったお父さんたちの時代とは違うんです。
今の子はそんなに野球好きばかりではありません。
指導の基本方針
ナイター中継の視聴率が伸びないことからわかるように、今の子供は昔ほど野球自体をみたことがありません。
ですから、守備位置、処理した打球をどこに返すかなんていうことが常識として備わっていません。
そんな野球の基礎知識は全部新たに教えないといけません。
さらに今の子供はキャッチボールをやる機会がありません。
すべてのグランド、空き地で球技が禁止されているので、チームの練習時間しかキャッチボールをやりません。
ボールを投げることの基本からきっちり教えましょう。
子供を怒鳴る前に、そのことを子供に教えたことがあるかを考えましょう。
練習での優先事項
週に2時間しか練習時間が無いとして、何をやるかは重要です。
これだけしか時間がないと、基礎体力訓練を練習時間にやるのは無駄です。
心配しなくても、小学生は勝手に成長しますし、自然に肩も強くなります。
走りこみ、遠投、全員号令での素振りなどは時間の無駄です。
もっと、知識を鍛える練習をしましょう。
毎日練習がある、高校の野球部とは違うんです。
習うより慣れろ、見て盗めなどとは言っている時間がありません。
エッセンスを厳選しておしえましょう。
打撃のエッセンスとは
打つぞ!、と思ってから実際にバットが出るまでの時間を短縮することです。
これをやらないと素振りが役に立ちません。
守備のエッセンスとは
守備位置と打撃後のカバー位置をしっかり教えることです。
ノックを繰り返すより、構えからスタートを切る練習を繰り返したほうが試合で役に立ちます。
送球のエッセンスとは
ランナーが走れる場合のルール上の根拠をしっかりと教えることです。
ボールを確保しておかないといくらでも走塁できるわけで、それには捕球してから塁のカバー野手にどうやってボールを渡すのかを練習する必要があります。
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