ソフトボールのルール講座 シートノックのついでに教えよう


ルールを勉強しようとすると、走者、打者、打者走者、走塁などとばらばらに書いてあって、覚えるまでに時間が掛かります。
 それを子供と審判見習いのお父さんを一緒に教えてしまおうというページ。
 シートノックの前に、ベンチで、本塁で、一塁で、二塁でと4週間のカリキュラムです。

1.ベンチで

 試合での玉拾いと用具の扱いのルール。

場外と場内

  インプレーのボールには触ってはいけません。
  場外に出たボールは触ってもよろしい。

場内に放置された用具にボールが当たった場合のルール

  攻撃側の用具
   ボールデッド 対象となる走者アウト
  守備側の用具
   ボールデッド 走者全員2ベース進塁
  バットを場内に放置していると、このようなペナルティがあります。

2.本塁で

インプレイとボールデッド

  選手の心得としては、「審判がタイムをかけるまではインプレイ」です。
  審判としてボールデッドになるのは、
   ・球が場外に出たとき。
   ・守備妨害になったとき。
   ・ファウルボールになったとき(捕球されなかったとき)
   ・野手より先に走者か審判に打球があたったとき。
  くらいです。 詳しくはルールブックをどうぞ。

ストライクゾーン

  打撃しようとする姿勢の脇の下から膝頭の上部に高さ方向が含まれること。
  左右は本塁をかすめる範囲。

ファウルチップ

  ファウルチップが捕球されたらストライク。
  捕球されなかったらファウル

打球が打者に当たったとき。

  打者がまだボックス内にいるなら、ファウルでボールデッド。 ボックスの外ならアウト。

振り逃げ

  一塁が空いているか、2アウトのどちらかだと、振り逃げありです。
  選手としては、3ストライクが捕球されたかどうかを確認すること。
  審判としては、振り逃げなしで振り逃げした選手をタイムで止めること。

投球が場外に出た場合

  投球がバックネットを越えたとき、場外に出たときには塁上の走者全員が1ベース進塁できます。

インフィールドフライ (余裕があれば)

  0~1アウトで1,2塁が埋まっているときに内野にフライが上がったら打者アウト、インプレー。

故意落球 (余裕があれば)

  0~1アウトで1塁が埋まっているときに内野フライを野手が触ってから落としたとき、打者アウト、インプレー。

3.一塁で

スリーフットレーン

オレンジベースとホワイトベース

フォースプレイの見方

  走者のタッチを目で見ます。
  捕球は音で聞きます。
  アウトだと思ったら、落球してないかを確認して「アウト」のコールをします。

走者がアウトになる場合

  離塁アウト
  野手より先にボールに当たったとき
  タッチアップが早すぎたとき(フォース扱いアピールプレイ)
  野手の守備動作を妨害したとき。 ボールデッド。

4.二塁手の位置で

野手の守備動作を妨害したとき。

  走者アウトで、ボールデッド

守備側の走塁妨害

  守備動作をしていない野手が走塁を妨害したら、「ディレードデッドボール! 左手を横に」「オブストラクション!」のコールで成り行きを見る。 妨害された走者がアウトになったらボールデッド。
  妨害されなかったら達していた塁を走者に与える。

5.2塁で

フォースプレイとタッグプレイ

  押し出されてくる走者にはタッチ不要でフォースプレイです。
  フライで塁を離れた走者にもタッチ不要です。

離塁アウトの見方、コールの仕方

タッチアップ

  打球が空中にある間に塁を離れたらアウトです。 但しアピールアウト。
  塁で球を持つか、走者に触球します。

二塁審の位置

塁の空過のアピールの仕方

  塁を空過したのを見たらその塁でボールを持ちます。 投球動作に入るまでならOK

送球が場外に出た場合

  その前に占めていた塁から2ベース進塁できます。 打者走者は本塁から2ベースで2塁へ。

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