文科系コーチへのアドバイス
「僕はソフトボールなんて出来ないからコーチには向かない」
「野球なんてやったことないし、子供を指導するなんて無理」と思っていませんか。
ソフトボールのコーチはソフトボールがバリバリ出来る人は向かないんです。
野球をやったことの無い人にしか出来ない指導があります。
どんなひとがコーチにふさわしいか
バッティングセンターで空振りしないような人にバッティングの指導はできません。
何故、空振りするのか理由が分からないからです。
エラーせずに捕球が出来て、完璧に送球できる人に内野守備の指導はできません。
エラーする理由が分からないからです。
自分は出来てしまうので、出来ない子供のことが分からないからです。
キャッチボールもしたこと無い、バッティングセンターに行っても全然当たらない、フライなんか全然捕れない人こそがコーチにふさわしいのです。
そんな文科系コーチのやるべきこと、やってはいけないこと
コーチが出来なくてどうする!とばかりに猛練習してはいけません。
コーチが示すべきは、いかに短時間で実技が習得できるかという指導です。
実技ができないということは、偉大なる財産で一度失うともう得られない境地です。
どうやって指導しようか?と考えて、それを自分で実践してみてコツがつかめるかを試します。
その指導でコツがつかめなかったら、即座に中止して指導の仕方を再考します。
そこで猛練習してはいけません。
猛練習しないとコツがつかめない指導しか出来なくなります。
もし、その指導でコツが容易につかめそうだと思ったらそれ以上練習してはいけません。
出来なかったころの自分を忘れてはいけません。
あなたが指導するのは小学二年生の素人なんです。
小学二年生の日常生活の経験でたとえができるコツの指導をしなくてはなりません。
コーチ自身がうまく出来るようになってはいけません。
実技が出来ない分どうするか
ソフトボールもサッカーもニュートン力学に基づく物理現象です。
どうやれば、エラーの無い捕球とすばやい送球ができるか。
どうやれば、打率が上がるか。
振ったバットがボールに当たる、出したグローブにボールが収まるというのはその人が持っている運動センスです。
それをどうやって邪魔しないで身体を動かすかを理論的に考えるのです。
野球やソフトボールには迷信的伝承しかありませんから、理論のしっかりしたゴルフや古流の武術などに理論が隠れています。
指導対象の子供たちに対するアドバンテージは、その理論を調べられる頭脳です。
でも実技が出来ないと困るんぢゃ。。。
心配ありません。 チームの中のほかのコーチは体育会系のこーちですよね。
華麗な実技手本はそんな人たちにお任せしましょう。
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