キャッチボールは基本というけれど

 こーんな、キャッチボールをやっていませんか。
【東京ヤクルト 村中・増渕のキャッチボール】


 肩慣らし、親子のコミュニケーション、暇つぶしのキャッチボールならこれでもいいです。
 週に二時間の練習しかない中でのキャッチボールは、きちんとやり方を教える必要があります。
 但し、「正しいキャッチボールのやり方」なんて覚えても仕方がないです。
 キャッチボールの目的は、「アウトが取れる、進塁させない野手になる」のが目的です。
 そう考えると、おのずとやり方はわかりますよね。

上の動画は何がいけないの

 投げ方が「送球」ではなく「投球」になってます。
 「捕球」ではなく、「投球練習の相手」になってます。
 これはただの暇つぶしキャッチボールです。

じゃーどうしたらいいの

 キャッチボールは野手の練習なんです。
 ピッチャーごっこではありません。
 目的は、
  1)狙ったところに送球できるようになる。
  2)捕球してから送球するまでの時間を短縮する。
 この二つだけです。

要点

 捕球する前に体重移動をスタートさせること。
 捕球した続きの一連の動作で送球すること。
 捕球した位置から、送球開始位置までは、直線的最短距離でボールを移動させること。
 体の真下には足を置かないこと。
 前足は高く上げない。 体重移動が目的なので高く上げると倒れるまで投げられません。

 このくらいは気を付けましょう。

前足は高く上げない、についての解説

 前足を高く上げると、後ろ足(軸足)に重心が移ります。
 軸足に重心があると、その軸足から体重が抜けるまで動けません。
 ピッチャーなら、自分のタイミングで投げられるので構わないのですが、野手は可及的速やかに(ASAPで)投げる必要がありますから、倒れこむのを待ってはいられません。
 軸足は自分の重心位置からできるだけ離した位置についておくようにすると、自由足を浮かせるだけで体重移動ができます。
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