なんちゃってウィンドミル
「ウィンドミルには、たゆまぬ不断の努力が必要です。」
「一にも二にも投げ込みあるのみ!」
てなことを言わずに、ウィンドミルっぽい投げ方を練習しましょうというページ。
最初の一時間
最初は足運び。
プレートに両足を置いたら、左腰主導で左足を出来るだけ前に出します。
肩も廻して、体全体を3塁ベースに向けてしまいます。
左足を前に出すより、身体を廻すことに意識を置きます。
左足が着地したら、右足を引きつけながら左肩を中心にして、身体を捕手に正対させます。(勢い良く右肩を出す!)
着地するとき、左足の膝はできるだけ曲げないで衝撃を身体に伝えるようにします。
慣れてきたら、前傾姿勢から飛び出すように左足を出します。
球威はこの飛び出しの勢いで決まります。
腕の力は要りません。
二時間目
腕の振りの練習。 やっとボールを持ちます。
ボールは、落ちるか落ちないか程度に弱く握ります。
ボールを持った右手を頭上にかざし、さっきの足運びをやってみます。
右手の力もできるだけ抜いておいてください。
左足が着地すると同時に右手を後ろ回しに落として、大きく振るようにします。
力を入れて腕を振るのではなく、腰の回転で腕を振り回すように。
二時間目 補習
バッターになったつもりで、内角低めを腕をたたんでセンター返し!
このときの右手が、リリースの感じ。
真下から振り上げないように。
三時間目
リリースの練習。
前に飛ぼうとするボールを、出来るだけ素直に後ろから押してやることが大切。
それには、できるだけボールを力を入れて握らないようにします。
「腕の振りの中で、適当なところで手を離す」のではなく、自然に手から飛び出る感じ。
頭上に上げた手を後ろ回しにスイングして、上腕を体側にぶつけます。
このとき、腕を伸ばしきらないで、少し肘を曲げたままで振ると自然に上腕が脇腹に当たります。
腕の力がちゃんと抜けていると、このとき手首が小さなサイドスローになりますので、その勢いでボールに飛び出てもらいます。
ここだけはみっちり一時間やってください。
暴投しだしたら、ボールを強く握りすぎています。
四時間目
仕上げ。 うわ、もう終わりだ。
一時間目の足運びと二時間目の腕の振り、三時間目のリリースを合わせて行います。
ウィルソンのHPにお手本の動画がいっぱい落ちてますから見せてあげてください。
え?もう終わり?
エッセンスはこれだけです。
チェックポイント
左足が着地するまでは、身体は三塁を向いています。 歩くように脚を前後に開いていませんか。
右手の始動ポイントは頭上からです。 振り上げるときはゆっくりと。
ボールを握りすぎていませんか。
前かがみのままリリースしていませんか。 身体を直立させ、胸を張って右腰を前に出してリリースしてください。
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