ウィンドミル指導に関する考察

 指導者側としては、「リリースを教えて、次に腕の振り、脚のステップで。。。」などと勝手に思うわけですが、子供のほうはひとつ教えたらひとつ忘れるわけで「どーして出来ないんだっ!」と怒鳴る前に、教える手順が間違っているのではないかと自己批判するページ。

子供はどーなりやすい?


 投げてみる→天井に暴投→低く投げるために肩を前に送って腰も低くなる
という過程を通る子が多いですね。
 あるいは、

 投げてみる→届かない→思いっきり投げる→腕が力んで天井に暴投
というパターンもあります。

それを直そうとして

 コーチとしては、「リリースの練習をやり直し」と言って、手首でリリースの練習をやらせるわけですが、それはそれでなんとか恰好が付いても、そのあとでウィンドミルとしてやらせると、やっぱり安定してリリースが出来ないという悪循環に陥ります。

 腕を回すときに脱力が出来てないんだろーなーと、グラブ回しドリルなどやらせるわけですが、個々の練習メニューではそこそこできるのにウィンドミルとしては何も上達しないんですよねー。

じゃーどーすれば。。。。

 要素の分解練習だけじゃ駄目なんだな、ということが分かります。
 ボーリングドリル、グラブ回しドリル、で出来ていないことがありますよね。

 「ボールを持ったままの腕の脱力」ですね。
 いくら口で言っても理解できないので、新たな練習を考えなくてはナリマセン。

 たどり着くべき境地は、「体幹で投げるのであって、腕などには力を入れない」という境地だとすると、どこかで聞いたような境地ですよね。
 ドラムの叩き方も似たような境地ですし、ウッドベースの弾き方も同じ境地です。

 そうすると、練習の中に取り入れるべきは「重力」だと分かります。

練習法の考案

 ここから先は、実践してないので、まだ机上の空論です。
 まぁ、そうやって考えることが重要なので。。。。。

 「腕の力をまったく使わずに、腕を回す」ことを目指します。
(手順)
 1)まず、ボールを持って出来るだけ高く差し上げます。 これはウィンドミルの途中の形にします。
 2)右腕の力を、急に抜きます。
 3)ボールは落ちるし、腕も落ちます。
 4)それを繰り返します。 最初はボールと腕は別々に落ちますが、徐々にボールをゆるく握ったままで落とせるようにしていきます。
 5)自由落下と大差ないスピードで落とせるようになったら、ボールを落とすときにウィンドミル方向に腕をちょっと振ってから落とすようにします。
 6)最終的には、ぐるんと腕をまわすあいだボールが握っていられるようにぎりぎりの力でボールを握るようにします。

 こーゆーのはどうかなぁ。


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