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初めての球審

 子供のソフトボール大会でそろそろ球審から逃げられなくなりそうなお父さんのためのページ。
 というか、それは自分自身だったりして。

球審恐るるなかれ

 球審をお父さんがやらねばならないくらいですから、ある程度のミスジャッジは仕方ありません。
 ミスジャッジが嫌なら、JSAの公式審判を頼めばいいのです。
 公式試合ぢゃないんですから、気楽にいきましょう。

とは言え球審に挑戦する前に

 いきなり球審はいくら何でも無理ですから、いやと言うほど塁審は経験してくださいね。
 塁審をやると、球審にやって欲しいことが段々わかってきます。
 審判をやらないときでも、子供の試合を見ながら無意識にカウンターが廻せるようになって置いてください。

試合前の手順

 塁審の担当を確認します。
 スコアラー担当の確認、試合時間、開始時間の確認をします。
 ローカルルールの確認をします。 インフィールドフライの有無、故意落球の有無などです。
 双方のキャプテンを呼び、オーダーシートの交換を行います。
 じゃんけんをさせて、先攻後攻を決めます。
 両軍の準備良しと見たら、「集合!」と声をかけます。

試合開始

 守備チームの投球練習の玉数を数えます。
 初回、投手交代時は5球、あとは3球です。
 ここで、投手が両足をプレートに触れているかを確認しておきます。
 あと1球で「ボールバック!」の声をかけます。
 二殺の練習が済んだら、「バッターラップ!」の声をかけます。

プレイボール

 右手で投手を指差し、「プレイボール!」の声をかけます。
 ストライク、ボールの判定は、インハイの角に視線を合わせて判定します。
 アウトローなどは見難いですが、慣れるしかありません。
 ストライクはハンマーアクションをきっちりとやります。
 カウンターは左手で持ってください。

打者が打席に入るときに

 打席の最初で確認しておくのは、走者の位置とアウトカウントです。
 気にするのは、
 1)振り逃げの有無
   二死以外または、一塁が空いているとき。
 2)インフィールドフライの有無
   二死以外で、走者一二塁を含む場合。
 3)故意落球
   二死以外で、走者一塁を含む場合。
   という場合ですが、こうゆう風に羅列しても覚えられませんね。
 時系列的に整理してみましょう。
【故意落球・インフィールドフライ・振り逃げ】
無死、あるいは一死
 走者一塁故意落球条件成立
 走者二塁振り逃げ条件成立 故意落球条件消滅
 走者一二塁インフィールドフライ条件成立・故意落球復活・振り逃げ消滅
二死になった
 走者関係なし故意落球もインフィールドフライも消滅 振り逃げ条件成立

 と大体こうなってます。 故意落球と振り逃げは排他的です。
 最初のうちは、故意落球とインフィールドフライは忘れてもいいんでは?

打席で起こること

 1球ごとに起こることはどんなことでしょうか。
カウント1ストライクまで2ストライク
ストライクストライクストライク
ファウルストライク扱いなにもなし
空振りして打球が当たるストライク扱いストライク
空振りストライク扱いストライク
ボールボールボール

 ファウルのときだけはボールデッドになりますから、つぎに「プレイ!」の宣告が必要。
 振り逃げOKだったら、3ストライクでも正しく捕球しないとアウトになりません。
 一塁でフォースアウトまたは触球されるか、打者がベンチに入った瞬間にアウトです。
 球審としては、振り逃げNGで勘違いして振り逃げした打者に、「アウト!」の宣告をすることが必要です。
 そうしないと捕手が一塁に送球してオーバーしランニングホームランというあほらしいプレイが起こります。
 この勘違いを大声で止めておかないと、事態の収拾がややこしくなります。
 正解は、アウトになった走者が守備妨害をしたということでボールデッドを宣告して、走者を元に戻す、ですが攻撃陣が大喜びしているでしょうから猛抗議に耐える覚悟がいるでしょう。

投球が場外に出たとき

 捕逸、暴投で投球が場外にでたら、タイムの姿勢の後、走者全員にテイク1ベースを宣告します。
 これが4つめのボールだったら、フォアボールですが、このときばかりは2塁までいこうとする打者走者を一塁で止めなければなりません。

打球がファウルになったら

 打球が落ちないとファウルになりません。
 野手に捕球されたら打者走者はアウト、ボールインプレイのままです。
 ボールが捕球されなかったらファウルでボールデッド。

打球がフェアになったら

 その瞬間に見るのは、打球は勿論ですが、野手が前進守備なのか塁より後方に位置しているのかです。
 走者に打球が当たったときに、走者と野手のどちらが前なのかが問題です。
 走者の方が前だったら、当該走者アウト、ボールデッド、それ以外の走者は元の塁です。

 一塁、二塁、三塁上のプレーは塁審にお任せしましょう。

塁を空過したと抗議が来たら

 これがよくあるんですよ。
 それも審判が素人だと見るとだめもとでアピールしてくるチームがあります。
 対応を整理しておきましょう。

 【ボールインプレイでのアピールの仕方】
 塁に触球するか、塁を離れている走者に触球する。
 言葉は不要です。 審判は空過を見ていないとアピールだって分かりませんね。
 走者アウトになります。
 【ボールデッドでのアピールの仕方】
 野手が言葉だけで審判にアピールする。
 走者アウトになります。

 どちらもアピールが無ければアウトにはなりません。

本塁上のプレイ

 本塁の判定は球審の仕事。
 フォースになるのは、満塁の時だけ。
 あとは、全部タッグプレイです。

 上に書いた、塁を空過というのが本塁上では少しややこしい。
 本塁を走者が空過を目撃したら、スコアラーに得点の指示をするのをやめて知らん顔しておきます。
 後ろの走者が本塁で得点するまでに戻ってこなければ得点は認められません。
 アピールが有効なのは、次の打者に対して投球動作に入るまでです。

 あー、簡単に抜粋して書こうと思ったのに、これ以上覚えられん。。。
 まだ、オブストラクション、インターフェアランス、ディレードデッドボールが残ってるんですけど。

【ちょっと本気になった人のために】

走者をアウトにする場合(インターフェアランス)

 走者をアウトにするルールはいっぱいありますが、ボールインプレイのままアウトにする場合と即座にボールデッドにしてからアウトにする場合とがありますので混同しないように。

   まずはボールデッドにする場合。
 8−6項9. 走者が離塁中、投手を含む内野手に触れる前か、または投手を除く他の内野手を通過する前のフェアボールにフェア地域で触れたとき。
 8−6項10.走者が内野手の処理し損なった打球を故意に蹴ったとき。
 8−6項11.走者が打球を処理しようとしている野手を妨害したり、あるいは送球を故意に妨害したとき。

 次にインプレイのままアウトにする場合。
 8−6項1.走者が野手の触球を避けようとして、走路の両側0.91m以上離れて走ったとき。
 8−6項2.ボールインプレイ中、走者が塁に触れていないときに野手に正しく触球されたとき。
 8−6項3.フォースの状態で、走者が進塁しなければならなくなった塁に触れる前に、野手が球を確保して触塁するか走者に触球したとき。
 8−6項4.試合中断後、プレイが再開されたときに、走者が塁に戻らなかったとき。
 8−6項5.ボールインプレイ中、他の走者以外の者が走者の身体に触れ、走者を援助したとき。
 8−6項6.走者がタッチアップするとき、塁の後方からランニングスタートしたとき。
 8−6項7.後位の走者がアウトになっていない前位の走者を追い越したとき。
 8−6項8.走者が塁を離れ、進塁する意思を明らかに放棄してベンチに入ったり、競技場外へ出たとき。

 これらのうち、塁上でのプレイ(例えば2.や3.)は塁審の仕事です。
 インプレイのままか、ボールデッドにするかという扱いの違いは、走塁が妨害されても、走塁違反しても他のプレイには影響はないが、守備が妨害されたら「結果オーライ」にはならないということです。

 まずは、緊急度の高い9.〜11.を覚えましょう。
 直ちに、「ボールデッド!!」とコールしたのち、
 妨害した走者を指差し「インターフェアランス・ランナーアウト」とコールします。

ディレードデッドボール、オブストラクション

走者に安全進塁権が与えられる場合
 ディレードデッドボールになる場合は以下のとおり。
 8−4項2. 野手が走者の走塁を妨害したとき。
  要するに、球を持っていないとき、打球を処理しようとしていないとき、野手が空タッチをしたとき、です。
 8−4項6. 野手が帽子、マスク、手から離したグラブ、ミット、またはユニホームの一部を本来つけている場所から離し、投球や送球、またはフェアボールに投げ当てたり、取ったりしたとき。

 状況を確認したら、左手を握って横に突き出し、「ディレードデッドボール」とコールします。
 妨害した野手を指差し「オブストラクション」とコールします。
 ひと段落したら両手を挙げて「タイム」とコールし、不利益をこうむった走者の救済をします。(妨害が無ければ達していたと思われる塁に走者を進めます。)
 すぐにボールデッドにしないのは、妨害後にもランナーが帰って得点した場合など結果オーライになる場合があるからです。

ディレードデッドボールとインターフェアランスの覚え方

 インターフェアランス、オブストラクション、ディレードデッドボールは塁審と球審が連係して判断する事項です。
 一番やってはいけないのは、塁審が「インターフェアランス!!!」とボールデッドのコールをしているのに、球審が同調しないでプレイが止まらないという状況です。
 球審としては、打球を追ってそこに守備妨害があるかどうかを見るべきです。
 たとえば、1−2塁間で守備妨害があって、同時に2−3塁間で走塁妨害があったとしたら、ディレードデッドボールを塁審が出しているのを主審が認識するはプレイがひと段落してからでも構いません。

 守備側は、打球に向かっていき、他の野手に送球し終わるまでは走路にいても構いません。
 その野手に接触した走者は守備妨害です。
 ですが、打球を処理あるいは処理しようとしていない野手は走路にいると走塁妨害です。
 ということは、走者の先の野手が立っている場所が走路上かどうかを打球がフェアになった瞬間に確認しておく必要があります。

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