アルコールストーブを作って遊ぼう
ガスボンベのコンロやガソリンコンロが主流のキャンプ用コンロですが、アルコールコンロなら材料費タダ~数百円で自作できますよ。
珈琲やカップ麺程度ならこれで十分!
アルコールストーブの利点
とりあえず安い。 空き缶だからタダ。
燃料がどこでも買える。 薬局ならどこでも買える。
軽い。 持って歩くのが楽。
何個でも作れる。 二つ作ればツーバーナー。
ガスストーブでも軽いものもありますが、鍋を二つ使いたいというときに旅先でもう一つ買う気はしませんよね。
でも、アルコールストーブの自作なら、ナイフさえあれば飲んだ缶ビールでいくらでも造れます。
荷物になるなら、捨ててくればいいのです。
ウコンの力、サイドバーナーの作り方
とぉってもいい加減にできる五徳いらずのサイドバーナーの作り方
ウコンの力を買ってきて、飲みます。 缶は良く洗ってね。
15時47分16秒
肩のちょっと下くらいの位置に水平にカッターナイフをぐるりと入れます。
同じところを何周も。
これがあとで上下を切り離すケガキ線になります。
今のケガキ線の1.5センチ程度下にぐるりとペンで線を書き、16等分程度にたこ焼きピックで孔を空けます。 小さめね。
さっきのケガキ線にカッターを入れて上下を切り離した様子。
上半分をひっくり返して下半分に飲み口が底に当たるまで押し込みますけど、無理やりやると割れます。
あっはっは。。。。。
本当は、上半分のスカート部分をラジオペンチなどで丁寧にフレアスカートにしてあげると、すんなり入ります。
または、ガスコンロで下半分をあぶって、焼きなましておくと割れずに叩き込めます。
塗装が燃え出すまであぶるのが目安かな。
でも、流し補修用のアルミテープをぐりっと貼ればOK。
飲み口はあらかじめラジオペンチなんかで4箇所をゆがめて置いてくださいね。
あらかじめ写真を撮るのを忘れただけだぃ。
えっと、完成です。
アルコールを入れて火をつけてみてください。
15時53分56秒 所要時間6分40秒
アルコールが沸騰する音がしてもサイドバーナーが点火しなければ、ライターで点火してね。
サイドバーナーに点火したら、お鍋を載せても大丈夫。
ペプシ缶ストーブの作り方
ビール缶を二つ用意して、底の部分を切り取ります。
副室壁にする部分も切り取ってホチキスで円筒にしておきます。
きれいに切れてないほうを底側にします。
ちょこっと切れ目をつけてもよろし。
缶一つのトップとボトムで作ろうとしないこと。
副室壁をテーパーにする必要があって、とっても難しいです。
組み立てるとこうなります。
寸法は適当で良いです。
副室壁の上下を出来るだけ正確に平行に切り取ること。
ジェット孔は出来上がってから穴あけしました。
ウィックジェットの作り方
僕の場合は、6ミリ×0.5ミリのアルミパイプを使います。
カッターでころころすれば、簡単に手で折れます。
長さは13センチがとりあえずは適当。
切ったパイプの中央部分をガス火で炙ります。
相当しつこく炙って、焼きなまします。
次に、スチールウールをパイプに通します。
細くよじったスチールウールを紐を使って通していきます。
パイプをまずはU字に曲げていきます。
100均で売ってる滑車を使うと楽に曲がります。
一箇所で大きく曲げないで、少しずつ場所をずらしながら気長に曲げます。
焼きなましが足りないと、ここで折れてしまうことがあります。
中央部分にジェット孔をあけます。
やすりで切れ込みを作ってから、
たこ焼きピックを金槌でそっと叩き込みます。
そのあと、曲げた部分を上向きに曲げます。
同じく滑車を手に持ってパイプを潰さないように少しずつそっと曲げます。
一応これで出来上がり。
この写真は、パイプ長20センチの例です。
単室加圧式ストーブの作り方
「単室加圧式の紹介」のページ 作品例、作り方のヒントなど
ビールの135ml缶を2本飲みます。
片方を適当な高さに切り取ります。
ガス火で炙って柔らかくしてから、切ってないほうのビール缶の底を叩き込んで口を広げておきます。
それから叩き込んだ方のビール缶の底を同じ高さに切り取ります。
そうすると上下をあわせる時にフレアを作ったり靴べらを作ったりする手間がいりません。
ジェット孔をたこ焼きピックで16個開け、中央には蝶ねじを差し込む5ミリほどの穴を開けます。
蝶ねじはアルコール注入孔の蓋とプレヒートの熱を内部に伝える役目をします。
点火にはプレヒートが必要。
小さなステンの皿に載せてアルコールを注いで、丸焼けにするのが一番。
アルコールストーブの種類と特徴
★オープンジェット(サイドバーナー)
中央のプレヒート口を鍋でふさぐので、燃料がサイドバーナーに集中して燃費が良い。
炎と鍋が近いので、意外に沸騰時間が短い。
★オープンジェット(ペプシストーブ)
五徳必須。
中央のプレヒート孔を開けるのが意外に難しい。
★ウィックジェット
炎は強力だが、五徳が必須。
プレヒート口が閉められないのでアルコールが無駄に蒸発して燃費が悪い。
ウコンの力サイドバーナーが今のところバランスが良くてお気に入り。
カッターとたこ焼きピックで作れるから、初心者にもお勧め。
今までの作品紹介
左から
【1号機】 オープンジェット、副室加圧式
広口珈琲缶のテーパー部にジェット孔、ゴトク付き。
【2号機】 オープンジェット、副室加圧式
同じく広口珈琲缶だが、上面縁部にジェット孔。
【3号機】 ウィックジェット
6ミリアルミ管のなかにスチールたわし。
【4号機】 ウィックジェット
3号機のベースに、6ミリアルミ管にスチールウール。
写真では4号機のみ写っている。
【6号機】 チムニー式
ビール缶にキッチンはさみだけで、適当に製作。
【5号機】 単室加圧式
広口珈琲缶。 チャンバーがでかすぎるので、内圧上げるための詰め物一杯で重たい。
【7号機】 オープンジェット、副室加圧式
ウコンの力サイドバーナー。
【8号機】 オープンジェット、副室加圧式
いわゆるペプシストーブ。
副室隔壁の工作精度が必要。
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