[46] 11月26日 ドラムの練習の仕方を考えてみる
2011/11/27
最近私は、コーチであって、自分が覚えるより人にどうやって教えようかと考えてしまふ。
それは「繰り返し練習しましょう」というフレーズが大嫌いなせいもある。 コーチの仕事としては、どうやってその反復練習を短縮してあげるかだと思うから。
それは将来(いつだ?)、自分が練習するときに楽になると思うから。 だからコーチとしては自分が必死に練習することなどあってはならぬ。 すべての運動・動作は理論であって繰り返しによって自然に身体に染み付くなどと考えてはいけない。
前置きが長くなった。
ドラムってどうやって人に教えようかという話。
大抵の種目(たとえば、ピアノ/ソフトボール/歩き方/走り方/空手)に従来の方法ともうひとつの方法があって、「もうひとつの方法」はお互いに共通する理論がある。
ドラムもそうであって、伝統的奏法とモーラー奏法という二つがあってなかなか理解されていない。
普通に練習を始めてしまうと「もうひとつの方法」には気付かずにすごしてしまう。
そうすると、「もうひとつの方法」に気付いたときにはそんな魔法のような方法が信じられなくなっている。
僕の役割としては、「もうひとつの方法」を理解してもらうこと。 たぶんそれは多くの種目で共通している理論だろうと予想している。
なんだか、どこまでも長くなる話だな。
独立したページにしようっと。
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[45] 11月24日 ドラム奏法 の 続き
2011/11/25
まったく、何やってるんだろうーなーと思いますよ、自分で。
川口千里と菅沼孝三の動画をYoutubeから落としてきて、mp4に変換して、動画ビューワーで4分の一倍速で見て、モーラー奏法かどうかを判定しようとするなんて。
菅沼孝三がかなりの割合でモーラーを使っているというのはやっと分かりました。
川口千里については、この一週間ばかり動画を繰り返し見ておりましたが、中野梓「じゃじゃ馬Way To Go」の左手がモーラー式グリップになっているのをやっと発見しました。
ジャーマングリップで小指保持にちゃんとなっております。
但し、腕の振りについては、まだ手首先行の伝統的手法だと思います。
あー、やっとすっきりした。
これなら、高校生になったらもっと力の抜けた良いドラマーになるでしょう。
でも、川口千里を目指すちびっ子ドラマーには、絶対こんなこと分からんぞ。 動画を通常速度で見ただけではモーラーだと絶対分からない。 周りの大人がちゃんと教えてあげないとね。
棒を小指で握るというのは、宮本武蔵が教える日本刀の握り方も宗だし、野球の良いバッターは必ず人差し指が浮いているというように長物全般に共通する考え方。
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[44] 11月23日 川口千里論 まとめ
2011/11/23
エキサイトブログに連載した「
川口千里論」
言いたいことを、どかどか書いてしまって結論がまとまらなかったので、こっちで書いて下書きにしよう。
5歳で親が投げ出したエレドラをおもちゃだと思って叩き始め、8歳で手数王菅沼孝三に師事する。
自宅地下にドラム部屋を持ち、HipgigとPHXを設置して父親がYoutubeアップする動画を製作するという環境。
ライブのゲストが向谷実、山本恭二、桜井哲夫というから、中学生にして紛れも無いプロである。
世間の評価は、「すばらしい」の一点張りであって批判めいたことがあまり聞こえてこない。
その経歴ゆえの欠点もあり、僕としてはそれなりに心配しているのだが、それを書いておきたい。
そう、グリップが固すぎるのである。
固いグリップを柔軟な手首と、「千里観音」と称されるほどの運動量で補完している。
それは、5歳の女の子が彼女にしては重たいスティックを振り回すには仕方ないことだったろうが、そろそろ師匠が指摘して修正させる時期である。
それは単にグリップだけの問題ではなく、グリップをフリーにするとまったく別の世界が開けてくるのだ。
ドラムを叩くのに、腕の筋力、指の筋力を使わなくてもよくなるのだ。
今のままの奏法でこれ以上叩いていると、体が成長して体重が増えていくにしたがって必要な筋力が増えてしまい、腕が太くなるのだ。
早急にモーラーシステムに移行して、筋力不要の奏法を身につけていただきたい。
以上、余計なお世話でした。
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[43] 11月22日 川口千里論
2011/11/22
この週末は、主に音楽ねたを書いているexciteブログに川口千里論を書いていた。
K−ONの叩いてみたシリーズでブレイクするまでも無く、すでにプロ活動を行っている中学生ドラマーである。
けいおんの動画を漁っていると田井中律が現実に存在することに驚くが、それが彼女である。
かばぱぱのへだら日記で、4つばかし奏法分析をアップしたので見てくださいね。
実力が本物なのは良く分かっているが、どうやって叩いているのか、将来どうなってしまうのかを論じたページである。
あんまり、ドラム論に詳しい人が評論を書いていないので、ちょっと書いてみました。
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[42] 11月14日 TPP
2011/11/14
野田総理が無制限降伏してしまいそうなTPPであるが、ちょっとだけ解説しておこう。
詳しい背景やルールは知らない。
今日のTVタックルを見て、ほぼ予想がついた。
推進派は、日本が主権を持って出来ること出来ないことを明確にして「交渉」すればよいと言っているが、そもそも交渉なんて無理なことは明白だ。
アメリカは国家対国家の交渉だとは思っておらず、「米国の法律がなぜ他の国で通用しないのか」と思っているだけだ。
それは地球全体がアメリカだと思っているだけのこと。
アメリカの法律が及ばない辺境の地を開拓していこうとしているだけであって、要するに西部開拓史の続きをやっているのだ。
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