「
はやぶさ 遥かなる帰還」を見る。 京都イオンシネマ。
はやぶさ競作の2作目。
今回はNECのイオンエンジン担当に注目しての脚本である。
なので、太陽風での姿勢制御のくだりはスルーである。
その割にはイオンエンジンの原理は説明しておらず、一般の人には難しかったか。
それにしても、最後の地球撮影のくだり、どうして省略しちゃうかな。
イトカワを離脱した段階でカメラは用済みだから、運用担当がもう異動してしまってるから、呼び集めて使い方を思い出すところからはじめないといけないとか、テスト撮影したいけど、カプセル放出するまではテスト厳禁!だったとか面白い話あるのに。
それを、カプセル放出してからふと思いついたように描いているのは、カメラ担当が浮かばれない。
その人たちはカプセル放出の歓喜の輪に加われず、あわててぶっつけ本番でカメラの電源入れて、このときとばかりキセノン生ガス噴き放題で姿勢制御して。
川口千里奏法談義で僕はこんなことを書きました。
スティックの意思とは、主に次のような意思です。
出来るなら動きたくない。
ダメなら、ただ落ちるだけの自由落下させてくれないかな。
それもかなわないなら、等速度直線運動で手を打ってよ。
ずっとカラダを持たれて振り回されるのはご勘弁。
また、こんなことも考えてます。
重心位置を中心とする回転運動はやってもいいよ。
振動するときは自由に振動させてよね。
この考えはそのまま野球・ソフトボールに応用できます。
でもプロ野球の選手の動きを見ていると、こんなこと考える人は少なそうですね。 大切な感覚なんだけどなぁー。
この考えを持っていると、コーチや講師に「どうしたらいいですか?」と聴く必要がなくなってきます。
ソフトボールの守備なら、捕球握り替え送球のプロセスの中でボールを出来るだけ動かさないようにするのが正解だと分かります。
捕球位置からボールを動かさず、自分が動くことでテイクバックを行います。
どの程度ステップするのか、どの程度テイクバックするのかが自分で判断できます。
判断基準を明確に持つということが大切です。