2020東京オリンピック
2021/07/18
クーベルタン男爵は古代オリンピックを復興しようとして近代オリンピックを初めた。
これは事実だろう。
だが、それに付随する思惑として
「自宅の宮殿の庭でアスリートを戦わせて、それを眺めながら酒を飲んだギリシャの貴族の真似がしたい。」
というのがフランスの貴族にあったのは想像に難くない。
選手からは、スポーツの祭典だと理解され、
欧州の貴族からは、宴会ネタと理解され、
双方の思惑が一致している間は発展していくオリンピックも、ひとたび問題が起こればその対応をめぐって対立することになる。
IOCも9人の歴代会長のうち、5人が爵位を持った貴族だ。
オリンピックの現場でのパスも、IOC役員より上位のAパスは欧州の貴族が保有するのだ。
今回の五輪を巡る動きを見ても、オリンピックが貴族の宴会ネタという扱いであることがよくわかる。