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18/01/07 練習ということ(ウッドベースとか野球とか)

2018/01/08
千日前アナザードリームでの冬フェスに参加してきました。
久しぶりにお会いする女性ベース弾きの方と再開して、請われてその場でベースワークショップしてきました。
 
2ビートでブルーグラスのベースを弾くという、一件単純なことにも普通にやってたのではわからないコツがありますので、それをお話しました。
例えば、右手のフォームは、ぶらぶらと力を抜いて、ふっと弦の上に置い他形が良い、とか、
左手で弦を押さえるのに握力を使わずに、重力を使う、てなことです。
 
どっちも、筋力ではなく重力を使いましょう、と言っております。
 
大事なのは、僕がこう言ったからそのとおりだと思うのではなく、他の例と照らしあわせて整合性があるかということです。
ウッドベースの弾き方なんて、特殊な世界ではなく肉体を使ってやることなので、その他のジャンルの動作と共通点があるはずです。
 
右手の構え方は、クラシックギターと同じ。
重力を使うというのは、野球のボールを投げるやり方を教える時の「真下投げ」と共通します。
ドラムも、スティックの動きを重力で支配するのは大事な概念。
 
歩く、という概念にも重力の理解は欠かせませんし、ツルハシを振るのだって、餅搗きにも重力を使わないと疲れてしまいます。
 
ということまで理解して、重力を利用するのは正しいやり方ではないだろうか、と考えるのが大事。
 
ものの道理、統一理論という大きな概念として理解すると、未知の分野にも予測が効くようになります。

17/07/23 木のピックとドラムスティック

2017/07/23
ギターやドラムなどの楽器を考える場合、普通はギターやドラムが楽器であって、ピックやスティックは道具だと考える。

道具だと考えているから、使いやすいものが良い、と考えがち。
 
だが、ピックやスティックも楽器のうちと考えよう。
ある程度の大きさがあって、ある程度の硬さがあるものなので、何かにぶつければ音が出る。
音が出るなら、楽器の音の一部となるわけで、弦や、ヘッドや楽器本体と同じように気を使いましょう。
 
ピックの素材も、金属や樹脂よりも木のほうが音の周波数成分が下がります。 柔らかい音になります。
一旦、木のピックで弾いてから、樹脂のピックに戻してみると、いかにピックがノイズを出していたのかが解ると思います。
 
ドラムのスティックも、叩けば音が出ます。
しっかりと握ってしまうと、振動する部分が減って周波数成分が高い方にずれます。
これが耳障りなノイズになるので、スティックをルーズに握るというのは絶対に必要です。
 
ギターの音に不満を持って、別のギターを欲しくなる前に、
ピックを変えてみては如何でしょう。

17年01月29日 ギター講座

2017/01/29
ギターの練習をしている。
57歳を目前にして、昔押さえられたC7などがすっと押さえられない。
なんとか押さえるのが楽なスタイルが出来ないかと考えて、ひとつのスタイルが出来上がりつつ在る。

 バレーを押さえないギター講座(2)
 バレーを押さえないギター講座(3)
 バレーを押さえないギター講座(4)

 5度の音は、概ね抑え難いところにあり、抑えた指の腹で隣の弦を触ってしまいやすい。
 それらを踏まえてコードの押さえ方を考えてみている。


 

16-09-29 今度の日曜日はライブ

2016/09/29
16-10-02は、地元樟葉でライブである。
いろいろなステージのゲストで唄うことはさまざまあった嫁の、初めてのワンマンライブ。
自身のバンドがあるわけでもないので、僕のベースと、もう一人ピアノをお願いして小編成でやってみる。

樟葉 ドネモアカフェ 072-866-0865

ジャズ・スタンダードやら、歌謡曲やらをしっとりと。
 
ドラムがいたら、ギターがほしいと言わずに、手持ちの戦力でやるのが重要である。

小寺真紀ライブ anasthasia2016

6月10日 ドラム奏法研究

2013/06/10
「そんなに考えてばかりいないで、練習せんかい!」という声が聞こえてきそうであるが、ドラムを習う気はしなかった。
 
 ドラムを誰かに習った人は、ドラムについて深く考えたことは無いだろう。 師匠の考えを否定するわけにはいかんからね。
 僕にとっては、ドラムを誰かに長期にわたって習い続けるというのは考えられない。
 教えてもらうことがあるとすれば、それは思想であり根底の考え方であるべきで、一瞬で分からなければならない。
 半年も一年も習っていると講師の考えに染まってしまうぞ。
 
 形から入ると、その行動の意味が分からないぞ。
 習いに行くからモーラー奏法が分からないんだ。
 考えないと分からないぞ。
 それは習った人には残念ながらもう理解できない。
 
 大切なのは理念だ。
 それが分かるまでは練習すべきではない。
 上半身の理念は「腕の重心を動かさない」ということで判明していたので、腕のモーラー奏法はすでに練習中。
 
 だが、バスドラムを踏む理念が分からなかった。
 どうやれば楽に踏めるか、練習せずに踏み方がわかるのか。
 
 それは練習を積み重ねて努力してきた人にはもう分からない。
 練習せずに踏み方が分からないと意味が無い。
 
 だから習うということは意味が無い。
 
 練習というのは、「ゆっくりなら出来ることを無意識に出来るようになる」ことをいう。
 回数をこなして、やり方を体に覚えこませるのは練習ではなく「試行錯誤」という。
 
 回数をこなさずに、二、三回踏んだだけでその理論の正当性が実証されなくてはならない。
 だめなら、また理論の考え直し。
 
 
 それって、習うって感じじゃないよね。
 だから、僕はドラムは習いに行かない。

6月9日 スチールギターミーティング

2012/06/10
 名古屋は本郷でのスチールギターミーティングに参加費1000円交通費自腹で参加してきた。
 アルマジロというアメリカ南部料理屋にスチールギターの名手尾崎さんが来てレクチャしてくれると言うイベント。
 
 大阪からの道中、我がバンドのドラマー トモZとドラム談義をしながら新名神で走っていく。
 
 彼は大阪、奈良でドラム教室を主宰するプロドラマー。
 トモzドラム教室
 
 彼はモーラーではないが、独自のメソッドを追及すると言う意味では同じ立場。
 彼のモーラーに対する理解を確認すると、一般によくある「モーラーは早い、音がでかい」という誤解をしていたので、ちょっと説明してみたり。
 
 やはり、フリーグリップの必然性については、世間の著名なモーラー講師でも明快な説明が出来ていないこともあり、詳しい説明が必要だった。
 
 往復4時間たっぷりお話しできたのは得がたい体験であった。

4月23日 ピアノのFAQ

2012/04/23
 コメントで、「電子ピアノではグランドピアノの練習は出来ないぃぃぃ。」についてお問い合わせをいただいたので、もう少し展開してみよう。
 
 電子ピアノで改良される点というのは、音質、タッチであるが、そんなものをいくら改良しても電子ピアノはグランドピアノの代わりにはなりはしません。
 ピアノを習っている子供にとって、楽器に必要な特性は、キーを押せば音が鳴るという以外に、
 1)ゆっくりとキーを押せば、小さい音ではなく柔らかい音が鳴る。
 2)ゆっくりとキーを離せば、ダンパーが徐々に弦に当たってゆっくりと音が止まる。
 という機能が必要です。
 勿論、夜中だからボリュームつまみを絞るなどは言語道断です。
 
 ピアノ学習者にとって重要なのは、音の硬さ柔らかさとキーを押す強さを無意識下でリンクさせることです。
 ですから、電子ピアノのボリュームつまみは一度決めたら廻してはいけません。
 
 また、振動する弦の音をダンパーで消すときの「ジャッ」と言う音はピアノ奏者が個性を表現する手段の一つです。
 すばやくキーを上げてすっと音を消すとき、その演奏は「透明感がある」と評されます。
 逆に、ゆっくりとキーを離してダンパーの音をきつめに出したとき、その演奏は「色彩感がある」と評されます。

 fz(フォルツァンド)という記号もあり、フォルテなんですけど、ゆっくり音を消すという表現をします。
 電子ピアノではこれが練習できません。
 
 ピアノ弾きの特徴はピアニッシモや音を消すときに現れます。
 が一般的に電子ピアノは柔らかい音、音を消すことは苦手です。
 
 ですが、習ってるのが「ピアニッシモでも会場の一番後ろまで聞こえるような音で弾かなきゃだめよ。」と言う先生だったり、教室のピアノが整音もしてないようなカチカチのハンマーだったりするんだったら、こんな気を使う必要はありません。

3月25日 ドラム練習そのつづき

2012/03/25
 ピアノの練習でのFAQのひとつに「電子ピアノでピアノの練習が出来るか?」と言うものがあります。
 
 答えは「電子ピアノで練習しても電子ピアノが上手くなるだけで、グランドピアノが上手くなりたければグランドピアノで練習しましょう。」というのが一般的で私もそう思う。
 
 ドラムも同じでしょうね。
 生ドラムが上手くなりたければ、生ドラムで練習するしかないのは同じです。
 そうは言っても練習パッドしか叩けない環境であれば、何らかの努力をせねばなりません。
 
 電子ピアノが「子供などの初学者の練習には向かないが、ピアノが弾ける人の手慰みにはなる」のと同じように、ドラム練習パッドも「叩ける人の練習台にはなる」程度のものです。
 
 それをスティックコントロールを覚えるために使うには、工夫が必要です。
 練習パッドが生スネアと違う一番のところは、タップストロークなどの極く弱いストロークの反応でしょう。
 フィルインを叩くためにはリバウンドを生かした高速ロールが必要ですが、ゴムの練習パッドにとってもっとも不得意な領域です。
 
 ドラムの初学者が、微妙なリバウンドをコントロールできるようになるには、「出来ないな〜」と言いながら必死で練習するだけでなく、自分の使っている練習パッドが本物のスネアとどう違うのかを知ることが必要です。
 
 リハーサルスタジオなどで、生スネアを叩く機械を増やすことも重要です。
 自分が出来なければ、なぜ出来ないのかを良く考えましょう。
 下手なせいではなく、パッドの反応が遅いせいかもしれません。

3月4日 ドラムの練習方法考察

2012/03/04
 ドラムと言うのは、最終的にはモーラーで叩いたほうがよいのは分かっているが、練習の最初からモーラーでやるほうが良いのか、それとも一般奏法である程度叩けるようになってから転向するのがよいのか、ずっと考えていた。
 
 スティックを買って、発泡ゴム板を練習パッドにしてパタパタ叩いていたのだが、一向に右左で連続して叩けるようにならないのだ。
 練習が足りないのかとも思うが、何が足りないのかな。
 
 素手でRLRLRLRL…と叩くとそんなにバランス悪くないのに、フリーグリップでスティックを握るとRLRL…と揃わない。
 試しに、フリーグリップではなく、一般的グリップで握りこんでフリーな部分を無くしてみると、割とバランスよくRLRLRL…と叩ける。
 
 右と左でフリー具合に差があって、ヒットタイミングがずれるようだ。
 左手がスティックを握るのに慣れていないということにつきるのだが、一度フリーじゃないグリップで慣れてからフリーにするのがいいようだ。
 
 この辺の悩みはモーラー講師には分からない領域で、「よく練習しましょう」で片付けられてしまうだろう。

 モーラーの基本ストロークである、トリプレットについても、池脇さん方式と、
ジムチェイピン方式で思想が全然違う。
 やりやすい方法を探していかねばなるまい。

2月5日 スティックの意志とは??!!

2012/02/05
川口千里奏法談義で僕はこんなことを書きました。
 
 スティックの意思とは、主に次のような意思です。
  出来るなら動きたくない。
  ダメなら、ただ落ちるだけの自由落下させてくれないかな。
  それもかなわないなら、等速度直線運動で手を打ってよ。
  ずっとカラダを持たれて振り回されるのはご勘弁。

 また、こんなことも考えてます。
  重心位置を中心とする回転運動はやってもいいよ。
  振動するときは自由に振動させてよね。
 
 この考えはそのまま野球・ソフトボールに応用できます。
 でもプロ野球の選手の動きを見ていると、こんなこと考える人は少なそうですね。 大切な感覚なんだけどなぁー。
 
 この考えを持っていると、コーチや講師に「どうしたらいいですか?」と聴く必要がなくなってきます。
 
 ソフトボールの守備なら、捕球握り替え送球のプロセスの中でボールを出来るだけ動かさないようにするのが正解だと分かります。
 捕球位置からボールを動かさず、自分が動くことでテイクバックを行います。 
 どの程度ステップするのか、どの程度テイクバックするのかが自分で判断できます。
 
 判断基準を明確に持つということが大切です。

1月28日 改めてドラム モーラー奏法について

2012/01/28
 年も変わって、モーラー奏法について改めてまとめましょう。
 
 川口千里奏法談義
 かばぱぱのへだら日記
 ドラム練習法
 僕の書くドラム関係は上の三つに分散して書いております。
 
 最終的には「ドラム練習法」に「4時間で叩けるなんちゃってモーラー奏法」って感じにまとめようと思ってます。
 
 ちゃんと理論的に構築することによってフリーグリップからダブルストロークまでを一気に習得することが可能なんです。
 なぜ、フリーグリップが必要なのかを理解することが必要ですが、モーラー奏法を講師に習った人にはこれは理解できません。
 有名どころのモーラー奏法HPで誰も説明していないからです。
 
 ダブルストロークのやり方を明快に説明している例が世間に見当たらないことでも分かります。
 モーラー奏法を理解するには、オカルトチックな解釈を配してニュートン力学に基づく解釈のみで理解することが必要です。
 ややもすると「体幹からエネルギーを送って」などという表現があったりしますが、スピードが上がるのか、質量が増えるのかはっきりと理解するようにしましょう。

12月4日 川口千里関係facebook

2011/12/04
中学生ドラマー、川口千里のSNSと言えばFacebookにアクティブのようである。

演奏を見た人は全員絶賛なのだが、僕は彼女が身体を壊さないかと心配。

でこんなページをFacebookに開設した。
川口千里奏法談義

ちょっと過激な奏法解析を連載中。

11月26日 ドラムの練習の仕方を考えてみる

2011/11/27
 最近私は、コーチであって、自分が覚えるより人にどうやって教えようかと考えてしまふ。
 それは「繰り返し練習しましょう」というフレーズが大嫌いなせいもある。 コーチの仕事としては、どうやってその反復練習を短縮してあげるかだと思うから。
 
 それは将来(いつだ?)、自分が練習するときに楽になると思うから。 だからコーチとしては自分が必死に練習することなどあってはならぬ。 すべての運動・動作は理論であって繰り返しによって自然に身体に染み付くなどと考えてはいけない。
 
 前置きが長くなった。
 ドラムってどうやって人に教えようかという話。
 大抵の種目(たとえば、ピアノ/ソフトボール/歩き方/走り方/空手)に従来の方法ともうひとつの方法があって、「もうひとつの方法」はお互いに共通する理論がある。
 ドラムもそうであって、伝統的奏法とモーラー奏法という二つがあってなかなか理解されていない。
 
 普通に練習を始めてしまうと「もうひとつの方法」には気付かずにすごしてしまう。
 そうすると、「もうひとつの方法」に気付いたときにはそんな魔法のような方法が信じられなくなっている。
 
 僕の役割としては、「もうひとつの方法」を理解してもらうこと。 たぶんそれは多くの種目で共通している理論だろうと予想している。
 
 なんだか、どこまでも長くなる話だな。
 独立したページにしようっと。

11月24日 ドラム奏法 の 続き

2011/11/25
まったく、何やってるんだろうーなーと思いますよ、自分で。
 
川口千里と菅沼孝三の動画をYoutubeから落としてきて、mp4に変換して、動画ビューワーで4分の一倍速で見て、モーラー奏法かどうかを判定しようとするなんて。
  
菅沼孝三がかなりの割合でモーラーを使っているというのはやっと分かりました。
 
川口千里については、この一週間ばかり動画を繰り返し見ておりましたが、中野梓「じゃじゃ馬Way To Go」の左手がモーラー式グリップになっているのをやっと発見しました。
ジャーマングリップで小指保持にちゃんとなっております。
但し、腕の振りについては、まだ手首先行の伝統的手法だと思います。
あー、やっとすっきりした。
これなら、高校生になったらもっと力の抜けた良いドラマーになるでしょう。
 
でも、川口千里を目指すちびっ子ドラマーには、絶対こんなこと分からんぞ。 動画を通常速度で見ただけではモーラーだと絶対分からない。 周りの大人がちゃんと教えてあげないとね。
 
棒を小指で握るというのは、宮本武蔵が教える日本刀の握り方も宗だし、野球の良いバッターは必ず人差し指が浮いているというように長物全般に共通する考え方。

11月23日 川口千里論 まとめ

2011/11/23
エキサイトブログに連載した「川口千里論
言いたいことを、どかどか書いてしまって結論がまとまらなかったので、こっちで書いて下書きにしよう。
 

5歳で親が投げ出したエレドラをおもちゃだと思って叩き始め、8歳で手数王菅沼孝三に師事する。
自宅地下にドラム部屋を持ち、HipgigとPHXを設置して父親がYoutubeアップする動画を製作するという環境。

ライブのゲストが向谷実、山本恭二、桜井哲夫というから、中学生にして紛れも無いプロである。

世間の評価は、「すばらしい」の一点張りであって批判めいたことがあまり聞こえてこない。
その経歴ゆえの欠点もあり、僕としてはそれなりに心配しているのだが、それを書いておきたい。

そう、グリップが固すぎるのである。
固いグリップを柔軟な手首と、「千里観音」と称されるほどの運動量で補完している。
それは、5歳の女の子が彼女にしては重たいスティックを振り回すには仕方ないことだったろうが、そろそろ師匠が指摘して修正させる時期である。

それは単にグリップだけの問題ではなく、グリップをフリーにするとまったく別の世界が開けてくるのだ。
ドラムを叩くのに、腕の筋力、指の筋力を使わなくてもよくなるのだ。
今のままの奏法でこれ以上叩いていると、体が成長して体重が増えていくにしたがって必要な筋力が増えてしまい、腕が太くなるのだ。
早急にモーラーシステムに移行して、筋力不要の奏法を身につけていただきたい。
以上、余計なお世話でした。

11月22日 川口千里論

2011/11/22
 この週末は、主に音楽ねたを書いているexciteブログに川口千里論を書いていた。
 K−ONの叩いてみたシリーズでブレイクするまでも無く、すでにプロ活動を行っている中学生ドラマーである。
 けいおんの動画を漁っていると田井中律が現実に存在することに驚くが、それが彼女である。
 
 かばぱぱのへだら日記で、4つばかし奏法分析をアップしたので見てくださいね。
 
 実力が本物なのは良く分かっているが、どうやって叩いているのか、将来どうなってしまうのかを論じたページである。
 あんまり、ドラム論に詳しい人が評論を書いていないので、ちょっと書いてみました。

5月1日 高槻ジャズストリート

2011/05/01
 5月3日〜4日は高槻ジャズストリート。
 
 あと二日だというのに、出演者のタイムテーブルがはっきりせぬ。
 よく探せばhpに書いてあるのだが、探しにくい。
 ということで、ここに書いておこう。

 2011年高槻ジャズストリートの出演者リスト
 
 今年から初参加の会場、route171では、正規出演枠後22:00からフリーセッション会場となります。 そのことも公式HPでは触れられておりません。
 
 高槻に限らずジャズストリートは、観衆にジャズを聞かせることだけに重点を置きすぎます。
 演奏するほうとしては、無料奉仕の演奏でしかありません。
 出演者同士の交流など望むべくもありませんでした。
 去年、高槻ジャズストリートの掲示板でそのあたりを相当書き込んだのと、route171で裏ジャズと称してセッションをやったりしたので、その結果が現れたかな?
 
 我が「マーベラス桜井&His Hot Fiddle Band」も5/4のroute171、正規枠15:00と19:00の間、たぶん17:00ごろに演奏します。
 別に公式に応募してもいいんですけど、テープ審査だ、演奏時間厳守だとうるさいのでややこしい手順はすっ飛ばした次第。
 枠に縛られないので、次の春子トリオさんまで、ゆったりと演奏します。
 
 高槻ジャズストも、出演者を公募して会場と時間を割り振って、有名奏者は招聘するというルーチンワークに固まりすぎているんではないですかねぇ。
 
 たぶん、ジャズを演奏しない人ばっかりで運営されているんだろうな。(反論承知)

4月9日 HPの下書き#6

2011/04/09
 棒っきれをふりまわすということで、やたらとtwitterでつぶやいている甲野善紀氏が竹刀・真剣の柄の握り方について「両手を離して握らないほうが良い」とつぶやいた。 
 
 それは柄の部分でテコを使わないということで、腕、竹刀を脱力した一塊として使うということだろう。 
 上段から竹刀と腕の重さで振り下ろし、人体に斬り込む寸前に柄を握りこむ。
 じゃぁ、それはゴルフとも共通するのかな。
 バッティングとも共通しているんだろうな。

3月27日 HPの下書き#5

2011/03/27
【5.遊び(バックラッシュ)】
 
 さて、スティックを振り回したり、バットを振ったりという動きはゆるゆるな動きなので握りに遊びがあるほうがよい。
 
 そうでない、物を持ち上げたりペダルを踏んだりする動きには遊びがないほうが楽だ。
 遊びの分を筋力で動かしてからしか効果が現れないからだ。
 
ドラムのバスドラの踏み方
 靴底と足の裏の隙間、足首の稼動範囲などの遊びをいかに殺すかを考えます。
 そうすると、ペダルの真ん中を踏むより端っこを踏んだほうが遊びが少ないのが理解いただけると思います。

3月27日 HPの下書き#4

2011/03/27
【4.操作感覚】
 
 手を動かすという動きをどこから始動するか。
 
 手を動かすという動きをどこを意識して行うか。
 
 それは人体をどうゆうモデルで考えるかということ。
 
 最初はスティックなりバットなりを持っている手に意識が行って、手から始動してしまう。
 そうすると手の筋力のスピードが上限を決めてしまう。
 アメリカンクラッカーを早く廻すとき、ボール部分を持って廻すより紐の根元をもって振り回すほうが楽で早いでしょ。
 
 腕や肩はただの紐と化することが重要です。
 
 また、筋肉は体幹に近づくほど大きくなります。
 指より肘、肘より肩、肩より腰。
 最終的には腰・背中のインナーマッスルですべてを操作します。
  
 腕や脚の筋力を鍛えるなど必要ありません。

3月27日 HPの下書き#3

2011/03/27
【3.棒っきれをふりまわすということ】
 太刀、バット、スティックなど、棒を振り回すときにはある程度共通の理論があるだろう。
 一番はっきりした理論書は宮本武蔵の五輪書だろう。
 剣を持つときには、締めず緩めず小指と薬指で握ることとある。
 これは、バットや剣にあるべき軌道を描いてもらい、手がそれを邪魔しないようにということだ。
 
 あるべき軌道とは、遠心力、重力、慣性などの単純な力によって制御される軌道である。
 自由落下か、円運動か楕円運動かどれかしかありえない。
 それを阻害しないように握るのがグリップ、握りだ。
 
バットの場合
 円運動が基本になるのは明白。
 円は平面に含まれるのだ。
 スィング軌道をどの平面に設定するのかを考え、そこから外れないように構え、フォローする。
 握りはそれを阻害しないように柔らかく握る。
 
 指導するときも、子供がどの平面で振りたいのか、構えがそこから外れていないかを見ればよい。
 
太刀、竹刀の場合
 これも円運動、あるいは弧と解釈すべきだ。
 円運動を阻害しないようにある程度、腕の力を抜いて軌道を変えないようにするのがよい。
 しっかりと握るのは、太刀が相手を斬る瞬間だけだ。
 
スティックの場合
 スティックの場合に特殊なのは、繰り返し運動するということ。
 それを往復運動と解釈すると方向が反転するときにしっかりとスティックを握ることが必要になってくる。
 やり方によっては不要な、運動方向を反転させるということだけに力を使う必要がでてくるのだ。
 だから、スティックの場合にも往復運動ではなく円あるいは楕円運動として考えるべきだ。
 
 円運動ならば運動方向の反転は必要なく慣性によって運動が継続できる。 
 力が不要になるのです。
 腕の重量の中心に回転軸をおけば、さらに力が不要になる。
 
 それを考えると、グリップのやり方もわかってくる。
 腕と一体になって動くことが重要なので、フレンチだジャーマンだというのは気にする必要がない。
 手の付いている向き自体がグリップの方向だ。
 構えとはどのようにもしようとしない姿勢のことを言う。
 だから置いてあるスティックをそっと拾い上げた形がグリップの形だ。
 
 指導するときも、不自然なところを指摘すればよい。
 自分が叩ける必要もない。
 高いところから落ちるように、ロープを廻すように力が抜けているかを見ればよい。

空手の場合
 打突を回転運動とするか直線運動とするかは空手かカンフーかでも違うが、 「拳を飛ばす」という感覚は共通している。
 拳を握るのは、拳が相手に当たる瞬間だけです。


 でもウェイトリフティングのように脱力していては出来ない種目もある。 その辺は自分で考えてね。

3月26日 HPの下書き#2

2011/03/27
【2.脱力の意味】
 
 何かを学ぼうとして最初に教えられるのは、「そのために筋力を鍛えましょう。」というフレーズだ。
 強さ=筋力という考えはとても楽で魅力的だ。
 
 他人より秀でようとすれば、筋力トレーニングをすればいいのだ。
 馬鹿でも出来る。
 どれだけやったかの量がよく分かるし、他人にも評価してもらいやすい。
 第一、教えやすいのだ。 言い換えれば、コーチの振りが簡単に出来るのだ。
 怒鳴ってりゃいいんだから。
 
 でも、いくつかの競技、種目には強さ≠筋力という世界がその先にあり、それは特別に気がついた人だけの世界だ。
 
 普通はまっとうに筋力トレーニングを続けてきた人が気がつく超越した世界であるが、実はそれは世界の中心にあってひとつなのではないかと僕は考えたわけだ。
 
 コーチというのは、その思想を理解する人のことであって、若いころに現役だったというのはコーチには不要ぢゃないだろか。

3月26日 HPの下書き#1

2011/03/27
【1.プロローグ】
 
 ソフトボールを必死にやる人もいる。
 音楽を必死にやる人もいる。
 ウッドベースを必死に弾く人もいる。

 必死に練習して会得した世界は他人には分からない。
 
 日本のコーチングというのは、効果は気にせずに楽に教えられる方法をとる。 成果が出ないのは「練習が足りない」と言えば良いから。
 
 コーチングとしては、他人にどれだけ楽に会得させるかを考えるべきであって、「たゆまぬ努力が必要です」などと突き放してしまってはコーチ失格だ。
 教えられる側も、必死に努力して試行錯誤してやっと開眼し、「あ、あのときのコーチの言葉はこの感覚を教えようとしていたんだ!」などと感動したりする。
 コーチングとしては、その試行錯誤の時間をどれだけ縮めるかで評価されるべきで、生徒のがんばりで評価されてはいけない。
 
 最初はドラム奏法のページを作ろうと思ったんですよ。
 あ、僕はドラムのスツールにも座ったことがありません。
 普通そんな奴はドラム奏法の解説なんてやろうと思いませんよね。
 なぜ、僕にはそれが出来るんだろう、すくなくとも僕は出来ると信じられるのだろうと考えると、「統一理論」を知っているからだろう。
 ベースを弾くのも、ドラムを叩くのも、ウィンドミルで投げるのもピアノを弾くのも同じ理論に基づいていると思うからだ。

 キーワードは「脱力」だ。
 だとすると、平行論的に共通点を示していくべきだろう。
 
 どこまで話が広がるか分かりませんが、全部をいっぺんに書くのは大変なので、blogで連載しながら考えて行きましょう。

2月4日 千日前 アナザードリーム

2011/02/05
 マーベラス桜井とHis Hot Fiddle Bandのライブを敢行。
 100名余の皆様に来場いただいた。 感謝である。
 
 直前まで会社で会議していた僕が会場入りした時はいつもの通り音合わせ終了直前。
 ほとんどDIにつないだだけで本番に突入したのであった。
 
 老眼鏡をクルマに忘れてきて慌てたが、照明が明るくなんとかコード譜が見えて良かった。
 
 本番2部では、和泉修赤井英和のミニ漫談もあったり、「なにわ友あれ赤井英和!」というタイトルコールがあったり、それなりに豪華ではあった。

 久々の古い曲を引っ張り出した関係で、イントロが合わないこと多く、だいぶ改善の余地ありである。
 
 フロントのボーイングを合わせなくてはならない。
 次のライブまでには改善しよう。
 

2月3日 明日はライブ

2011/02/03
“Classic Western Swing Show !!” 
Marvelous Sakurai & His Hot Fiddle Band  
時間: 19時 30分 / 20時 00分  
チケット代金:前売¥2,500  
   当日¥3,000(共にドリンク別)

千日前アナザードリームにて。

これだけ楽器の揃ったウェスタンスイングのラージコンボはなかなかありませんよ。

12月30日 新ネタ? おばさんゴスペル ハンドクラップ指南

2010/12/30
 嫁が参加するゴスペルチームのステージを見た。
 I Will Ffollow Him
 Oh,Happy Day
の二曲。
 
 相当にお年を召された方たちのチームであって、ゴスペルのリズムを体に染みつかせないままに歌っているので、どーなるかというと手拍子が合わないのである。
 
 で、考えたのが手拍子の指南。
 たぶん楽しく歌いましょうというスタイルだから、手拍子などは後回しになっているだろうから、それだけでも教えようかなと思う。
 エキサイトのほうで、資料を書いてみようかな。

12月26日 マーベラス桜井&HFB 動画up

2010/12/26
 マーベラス桜井とHis Hot Fiddle Band
 
 三国ヶ丘Fuzzでやったライブから抜粋してyoutubeにアップロードした。
「マーベラス桜井」で検索してもらうと3曲出てくることになってます。
 
 ご覧ください。

5月4日 高槻ジャズストリートの問題点

2010/05/05
 高槻ジャズストリートには、2006年にJK高槻に出演したことがある。
 出演者にとってのジャズストリートは、どんなイベントかというと、
 出演する店と時間が決まるので、定刻までに現地入りする。
 演奏する。
 店から撤収し、駐車場に置いてある車に楽器を積み込む。
 帰る。
 と、これだけしかやることがないイベントなのだ。
 
 この間、ほかの演奏者とコミュニケーションが全く取れない。
 同じベース弾き同志で楽器を比べたり、フレーズを教えあったりという、うだ話がしたいもんだが、そんな場が全くないのだ。
 まぁ、市街地のど真ん中で開催するせいで無駄なスペースが全くないせいなんだが。 
 
 ブルーグラスのフェスティバルでは、出演予定が無くても楽器を抱えて行って、知らない奴とでも気軽にジャムができるし、そもそもステージも見ずに他のプレーヤーと無駄話ばかりしている奴も大勢いたりして。(これを口ジャムという)
 
 で、あるから高槻ジャズストリートは聴衆のためのイベントだなと割り切って2006年に一度参加してから行く気が全くしないのである。

11月25日 ラストダンスは私に

2009/11/26
 一般の人は越路吹雪で、カントリーの人はエミルーハリスで有名な「Save The Last Dance For Me」ラストダンスはわたしに。
 

 
 普通の解釈では女性が男性に懇願する歌であるが、オリジナルは1960年のドリフターズ(いかりやさんぢゃないよ)、歌っているのは当然男性。
 この歌は男性から女性に懇願する歌なのだ。
 
 作詞したのは、ドク・ポーマス。
 この人は小児麻痺のため両足装具で松葉杖という状態。 
 彼の妻はブロードウェイのダンサー、彼は妻と踊りたくても踊れない。
 だから、「You can dance Ev'ry dance with the guy」(どんな男と踊ってもイイケド…)となるわけだ。(最後がguyでしょ)
 で、「最後のダンスは俺に取っておいてくれ」と言っているんだが、松葉杖の彼が踊れるわけはないんだ。
 それでもこの歌を捧げて彼の心情を妻に分かって貰いたいと訴える切ない歌だったのだ。

 

6月10日 トリユニット

2009/06/11
 アナザードリームの大阪ブルーグラスナイト、一応シリーズの完結ということで、オーナーの故林さんの供養を兼ねて顔を出す。
 喉頭がんで声を失ったマンドリン弾き、吉津正司が来ており、川瀬眞司もいたので急遽オリジナルトリユニットの復活となる。

 真ん中がわたし。
 曲は玉姫殿提供の天気予報のI can't give you anything but love.ほか2曲。
 後半2曲は初めて聴く曲でコード譜を見て一度合わせただけで本番。
 当然曲名覚えてない。
 
 I can't give you anything but loveは、いきなりコレ!と言われて打ち合わせなしであわせてみたとき、エンディングのコード展開がコード譜に書いてないのにぴたりと合って吉津氏不思議がるが、何年一緒に演ってると思ってんだよ。
 
 その他、秋元慎バンド、リーブスオブグラス、千日前ブルーグラスアルバムバンドなど。

6月2日 Dan Hicksジャパンツアー2009

2009/06/03
 千日前のアナザードリームにて、ダンヒックスの大阪公演。
 その前座をマーベラス桜井&His Hot Fiddle Bandで務めた。
 
 前座にしては、拍手をもらったほうだろう。
 
 ダンヒックスの前評判は、「にこりともしない偏屈男で洒落者」ということであったが、実際はシマリの無いデカイ男という感じ。
 バックのプレーヤーも特段うまいわけではなく、なんだかユルイコンサートであった。
 演奏しているほうに緊張感がまったく無かったのよね。
 
 退屈だったので、途中でベースを車に積みに行き、ついでに蕎麦屋「ララ味」で天ぷらそば、480円。

 蕎麦は袋詰め茹で麺ながら、てんぷらが通し揚げだったので意外に美味しかった。
 
 リハーサルでダンヒックスのベース弾きが使っている楽器を見て感心する。 アップライトエレキウッドだったが、分解式だった。
 ネックをあり溝に嵌めて、弦を張ってブリッジを立て、ピックアップを配線するという具合。
 ウッドベース弾きが一度は妄想するのが、ベースを分解して運べないかなということだが、分解したほうがとっても邪魔くさいというのがよく分かった。

5月31日 ライブ告知「ダンヒックス」

2009/05/31
 来る、6/2、千日前はアナザードリームにて マーベラス桜井&His Hot Fiddle Banのライブがあります。 
 そのClosing Actをアメリカから来るDan Hicksがやってくれます。
そのおかげで、料金が前売り7000円という超高額に。
 ライブ案内はここに
 
 実は、僕もどんな音楽をやる人なのか知りません。
 呼び屋のTom's Cabinがこれを限りに活動停止するそうなので、ギャラ代わりに聞かせてもらおうと思っております。
 
 4曲だけやってDanHick聴かずに帰ってくるというのも美しいんだが、ステージ上に置いたベースをおろすのが終演後になるだろーなー。
 なんだか、にこりともしない愛想ない奴だという噂だし。
  
 どうせ打ち上げあったとしても参加できないから、ちょっとでも邪魔にされるようなら聞かずにさっさと帰ってきましょう。

2月8日 2ちゃんねる

2008/02/09
 2ちゃんねるの【重量奏法】 ピアノ 演奏法 【重力奏法】ってゆうスレッドの228番でこのHPのピアノのページが紹介され、なんだか攻撃されてるみたい。
 このスレッドは、ハイフィンガーvs重力奏法の対決みたいなことが延々つづくスレッドだが、ハイフィンガーも重力奏法も定義が難しく人によって意味が異なるので、なかなか実のある議論にならないんだよね。
 
「ハイフィンガー」=指を立てて指の力で弾く奏法と思われているがハイフィンガー批判という意見の趣旨はフォルテを弾くときに指を高く上げて振り下ろす、という弾き方をすると腱鞘炎になりまっせ、ということであって指を立てるとか、指の力で弾くというのはそうゆう音が欲しいときには必要な奏法である。
 
 糾弾されるべきは、指を鍵盤から離してバックスイングするという弾き方であって、立てるの寝かせるのというのは重要ではない。
 ただ、ハイフィンガーとセットになって教えられるのが、「ほら見ろ、ミスタッチをするのは指を寝かせて弾いているからだ」という叱責であって、指の形はどんな形でもかまわないはず。
 
 さて、しょうへい君であるが、ヤマハの先生が寝かせた指でも黙認してくれているので立てた指と寝かせた指を使い分けている様子。
 最近の彼の手の形を見ていると、まるでスティービーワンダーのようである。
 もちろん、古典やバッハを弾いている時には指は立ち気味。

 上で紹介した2ちゃんねるのスレッドだが、グレングールドの奏法について、あれはクラビコードを弾くための手の形をするためにそうなっていると理解している人が居なかった。
 鍵盤楽器の歴史を考えるとすぐに分かるはずなんだが。。

1月11日 Woodbassその3

2008/01/12
 ウッドベースを弾くときの注意点を書いてみようかな。
 ベース弾きのHPでありながら、ベースのことをあんまり書いて無い気がするので。
  
●まず右手。
 超高速ハードバップは別として、右手の構えは手首から先の力を完全に抜いた形が基本。 それはピアノの手の形と同じだ。
 どんな形にもしようとしてはいけない。 バークレーの本ではっ空中にある電話帳を掴むときの形と言っている。
 そして指と弦の接触面積を増やすこと。 指先で弾いてはいけない。
 弦をはじくのに指の力は使ってはいけない。
 手首をすとんと落とすときの勢いだけで弦をはじく。

 弦は指板に垂直な方向に振動させるとサスティーンが増える。

●左手について
 親指が人差し指より上に来ないこと。
 フレットが無いからと言ってスライドを多用しないこと。
 指板にフレットを描いたりしないこと。

●フレージングについて
 譜面にベース譜が書いてあっても、コードネームしか見ないこと。 あくまで自分でフレーズを作ること。
(続く)

1月10日 WoodBass続編

2008/01/11
 とは言っても最初にステージに上がるまでが大変なはず。
 どーすりゃいいのさ、という疑問にお答えして。
 
 僕がベースを弾き始めたのは大学入学と同時である。
 最初はひたすらメトロノームとテンポキープの練習である。
 自分がどれだけ走るのかを知って、それを抑えてテンポをキープする手段を学ぶのである。 同時に狂ったときのごまかし方も覚えるようにする。
 
 それを2ビートの3コードでいやと言うほどやり、CとGとAのスケールでもやる。
 基本練習はそれまで。
 そこまで出来たらそれ以上練習など不要である。
 ステージで演奏する機会をどれだけ増やせるか、である。
 
 ブルーグラスにはフェスティバルというものがあって、バンドが集まりステージで演奏するのだが、正規のスケジュールが始まる前のオープニングジャムに飛び入りさせてもらうのである。
 この頃は、朝のジャムのまえにステージ脇でベテランから声をかけてもらうのを待っていたものである。
 
 ベース弾きは、練習などしては駄目である。
 ステージにこそ、修行の場はあるのだ。
「練習を積み重ねて、ステージで失敗しない自信が付いたらいつの日か客の前で披露したい」
、などと考えていたらいつまでたってもステージに立てないぞ。
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 ジャズの場合には野外フェスティバルというより、ジャズストリートが盛んなようであるが、これはいけない。
 とりあえずライブハウスに出られるというだけで、知らない同士でジャムセッションをやったりする機会がない。
 ギャラも出ないし、疲れるだけである。

1月9日 WoodBassのblog

2008/01/09
 最近、ふとした折に見つけたウッドベース初心者のblogを見ていて改めて思ったのは、世間では楽器は習うものらしいということ。
 ジャズのウッドベースを弾きたいという一般の人はベース教室に通うらしい。
 そこで、開放弦の練習、ハーフポジション、1stポジションと進んでいくのだ。
 
 一方、僕がやった方法は、まずステージに出るということであって、誰にも習ったことは無い。 
 演奏前に譜面を書いたこともないし、譜面どおりに弾いた事も無い。
 ジャズでは即興演奏が重要であり、早々と譜面からの脱却を図る必要があるのだが、教室に通っていてはそれは無理だろう。

 その点、1度と5度しか出てこない、ブルーグラスのベースでステージ経験を踏むというのはジャズベースの習得においても有効だと思うのだ。
 いきなり知らない曲を弾かされたりするしね。

8月25日 そごう劇場 ライブ報告

2007/08/26
 そごう劇場でのライブ、成功裡に終わった。
 おかげさまで、満席売り切れ、当日券を増やすために椅子追加したというありがたい話。
 レコード発売記念ライブということで、コンサート終了後、閉店間際までレコード売りまくり、38枚を記録。
 ライブハウスとは違う雰囲気で、ライブハウスのタバコの煙と喧騒が苦手という方にも好評だったようである。

8月11日 佐渡裕 YPC

2007/08/11
 京都コンサートホールでヤングピープルズコンサート。
 その前に北山の北京料理、白龍で、2100円のランチ。
 ここは、フロア係が気が利いていてお冷のお変わりが迅速。
 それにご飯がお櫃で出てくるのがよろし。
 
 しまいには、こんなお冷セットまで出てくる。 
 
 このコンサート、ネスレがスポンサーであって、例年であれば珈琲ミロ飲み放題、キットカット食べ放題であったがなんと今年から飲み物有料である。 ネスレの好感度大幅ダウンである。

 
 今回のバンドはシエナウィンドであるので、アンコールは「星条旗よ永遠なれ」が演奏される。
 観客が楽器を持ってステージで吹いても良いというイベントであって、今年はスーザーホーン3基も登場という気合の入りようであった。

ハモるということ

2007/01/23
 ギターやピアノなどの音程が固定された楽器に鳴れた耳ではハモるのは難しく、ある程度の知識を要する。
 ここでひとつの実験を試みることにして、ピアノの「ド」にあわせて「ド」と声を出し、続いて「レミファソラシド」と声だけを続ける。
 もう一度、「ドレミー」と声を出し、「ミー」を伸ばす。
 その声にピアノの「ミ」を重ねてみる。

 たいていの場合は、ピアノのほうがピッチが高いはず。
 人間の声はよっぽどの音痴でないかぎり、純正律で発音するのだ。

 純正律でのド→ミの周波数比は1:(5/4)=1:1.25なのに対して、
平均律のド→ミの周波数比は1:2^(4/12)=1:1.259941となり、平均律のほうがわずかにピッチが高いのである。

 バイオリンなどのピッチを取る場合、ソロだと平均律でも良いが、誰かとハモるばあいには、ギターやピアノに慣れた耳を捨て、純正律に耳を慣らす必要があるのだ。
 それって、ロングトーンを鳴らしてうなりを聞くか、音律が設定できるクラビノーバなどの電子楽器に拠らなくてはならない。

Studio Do! I.Kodera